オタクとは何か
色々な説がありますが、しかし、その定義や範囲は一般的な合意はできてないと見受けられます。
今のところの模範解答は「アニメ、ゲーム、漫画等に造詣が深い人のことである」位でしょうか。
オタク文化が日本で生まれたと仮定するならば、
日本の歴史のどこかの地点でオタクは生まれたと考えていいでしょう。
では歴史の何を語ればいいでしょうか、
無論、個々の問題は相互に密接にリンクしあっていると思われます

          • -


オタクとは<である>のではなく<なる>のではないか、とも考えることができます。
つまり、我々オタクの現在を制約するような<古層>が歴史的に形成され、
<古層>を解明することによって、
なぜ、どのように、彼(彼女)がオタクになったのか。が説明できる。
また彼、彼女は「気がついたら、いつの間にかオタクになっていた」のではないか
彼、彼女の自由で主体的な活動の結果オタクになったのではないか。
とも考えられます。
そこには、<古層>による制約は存在するのでしょうか?

            • -


オタクとは「日本においてアニメ、マンガ、ゲームに造詣が深い人のことである」
これが正しければ、オタクは硬直的な日本社会の中から締め出されつつも、
日本文化の本流を形成していると言えます。
ということはオタクのみならず日本人個人個人、
日本文化あるいは日本社会というネットワークの中で何かしらの共通点があるといえます。
また、共通点は無くても、相互に何らかの特徴を共有しているものと思われます。
この、共通あるいは共有するもののひとつに<古層>があるとするならば?
では<古層>が現在を制約するとはどういうことか?
 

            • -


たとえば日本の神について
日本全国に8万とも12万あるともいわれる神社。
そこに祭られている神は多様で、雷や風、太陽、月、星等
あるいは民間で信仰されるようになった神など
自然現象から動植物に至るまであらゆるものが神になりました。(八百万の神
そういう神々への信仰は極めて原始的なアミニズムから始まっています。
あらゆるもの霊魂、精霊が宿るとして畏怖し、その霊的な存在を「神」として崇め祭ったのです。
これが<古層>となり、その上に仏教、儒教キリスト教国家神道などが重層します。
どこかに時代的分断があったのか、神は幾分様変わりしていきます。
神を一過性の流行物としたり、神の売買、序列・・・
神は軽々しく扱われ、次第に捨てられていきました。
しかし、現代になっても人々は神的なものを求めています。
それが、恋愛、金、等への信仰へと向かっていったのだと思います。
また、オタクにおいてはキャラクター信仰というふうに
過去、複数の神への信仰があったという<古層>から
現在のこの状況を見出すことができると思います。
この説明では適当なので、また次回説明していくことにします。
 
・・・どーでもいいけど、電波男と似たようなことを言ってるのに気づいたorz